あえて紙の新聞に広告を出稿してみる! 読者の心をつかむ新聞広告は?〈前半〉

2025.06.06

『新聞広告』と聞いてどんなイメージをお持ちですか?

アルファスでは、京都新聞の広告代理店を43年やっています。
そこで突然ですが、新聞って、読んでますか?

恐らくネットでニュースサイトでチェックはするけど、新聞は『読んでいない』方が多いのはないでしょうか・・・。
また、『読んでるよ』という方の中には、紙で購読している方もいれば、デジタル版で購読している方もいらっしゃるでしょう。アルファスでも数年前に紙の購読をやめて、デジタル版を購読しています。

さらに質問は続きます。
新聞広告って、どんなイメージをお持ちですか?

  • 新聞広告を出して誰が見るの?
  • そもそも、誰が新聞って購読してるの?

おおよそ、そんなイメージだと思います。

そんなネガティブなイメージが先行してしまうのも無理もなく、コロナ禍を経て、右肩下がりでぐんぐん発行部数を減らしています・・・。

こんな右肩下がりのグラフを見てしまったら、さらにネガティブイメージが定着してしまいそうです・・・。

気を取り直して、新聞ってどんな媒体か、ぜひポジティブな考察をしていきましょう。

〈新聞ってどんな媒体:その1〉信頼性の高い情報源

まずは、多くの方がさまざまなメディアに対して、どういう印象を持っているか、総務省の『情報通信白書(令和3年版)』で見ていきましょう。
これを見ると、「信頼できる」については、新聞(61.2%)、テレビ(53.8%)、ラジオ(50.9%)の順に多く、マスメディアに対する信頼性が高い、という結果が出ています。

そこで、まずは新聞を「信頼できる」と思う理由を考えてみました。
おおよそ以下の3つではないでしょうか。

情報の正確性
現地取材や専門家へのインタビューなど、手間とコストをかけて得られた情報が掲載されるため、信頼性が高いと言えます。

速報性+深掘り
インターネットのニュースサイトに比べると速報性では劣るかもしれませんが、各社独自の見解や詳細な解説が加わることで、ニュースの背景や多角的な視点から物事を知ることができます。

情報の取捨選択がされている
専門の編集者が、数多ある情報の中から重要度の高いものを選び、整理して紙面に掲載しています。読者は、自分で情報を探し回る手間を省き、効率的に世の中の動きを把握できます。

次は、新聞を「信頼できる」と思う以外の理由を考えてみます。

新聞ってどんな媒体:その2〉視点が広がる、新しい出会いをもたらしてれる

先述しましたが、新聞のページをめくるごとにさまざまな情報が掲載されていて、好きな内容だけ、おすすめされる記事ばかりが表示されることもなく、効率的に情報がキャッチできます。
そこで、

〈総合的な情報が網羅されている〉
政治、経済、社会、国際、文化、スポーツなど、幅広いジャンルの情報がバランスよく掲載されています。また、地方紙は地元の情報が多く掲載されています。
これにより、特定の分野に偏ることなく、世の中全体を俯瞰できます。
「スポーツ面」で 大谷選手が選手が活躍している記事を読んで、「株式欄」で伊藤園の株価を見ると面白いですね。また、「昨日、こんなお祭りがあったんだ」なんてことも知ることができます。

〈専門家の解説・コラムが読める〉
専門家による寄稿や解説、論説委員によるコラムなどを読むことで、ニュースの背景や複雑な事柄の本質を深く理解することができます。
本の批評、面白いですよね?

〈新たな発見・出会いがある〉
普段は興味を持たないような分野の記事が目に入ることで、予期せぬ発見や新たな知識を得る機会が増えます。興味すらなかった記事、自分では絶対ググらない事柄に触れることができます。

改めて、新聞にはどんな魅力があるか考えると、良いことをいろいろ再確認できました。
次回は、これらを踏まえて『新聞が好きな人ってどんな人?』を引き続き考えていきます!
〈後半へ続く〉