どこに頼んでいいか分からない...から始まったデジタル支援
Dao and Crewさんは、「異文化混成組織の野戦病院」として卓越した知見を持つ、中国・アジア事業の経営サポートの専門家チームです。
当初、Dao and Crewさんは「デジタル周りのテコ入れが必要だが、どこに頼めばいいか分からない」という課題をお持ちでした。そんな中、縁があって、Dao and Crewさんのパートナーとして携わることになりました。
Dao and Crewさんが「やりたい」と考えるビジョンやアイデアを、わたしたちが「どうすれば最適に実現できるか」という戦略設計と実行を担っています。
そのために月数回の定例会を実施し、単なる制作会社としてではなく、「コンサル」的な立場で事業のデジタル化を伴走支援しています。
膨大な情報を適した形に
情報の骨組みをしっかりつくる
Dao and Crewさんには、サービスの本質を突いた膨大なコラムや動画などの情報がすでにありました。
その情報が揃っていたからこそ、次に重要になるのは「どう配置すれば、その価値が最も伝わるか」というWebサイトとしての「情報の骨組み(UI/ワイヤーフレーム)」でした。
「野戦病院」という言葉に込められた高度な知見を、訪れた方が迷わずスムーズに理解し、読み進めてもらうための「最適な見せ方の設計」が、わたしたちに求められていました。

わたしたちの仕事は「原稿を書くこと」ではない
「どう見せるか」に注力する
そこでわたしたちは、「情報の骨組み」となるUI(ユーザーインターフェース)とワイヤーフレーム(情報の見せ方)を整理することから始めました。
どの情報を、どの順番で、どのくらいの分量で見せるのが最適か。各コンテンツ要素(見出し、本文、表など)の配置を設計し、共同で原稿を当てはめていきました。
わたしたちの役割は、原稿を書くこと以上に、その価値を最大化する「見せ方」を設計することです。
これにより、「野戦病院」が伝える「緊急性」と「専門性」が、訪問者に伝わるサイトリニューアルを実施しました。
「野戦病院」というキーワードはありますが、あくまでも「船」「海」に関するものを軸に、すべての人が船頭になりえるという軸で展開しています。


高額な外部SaaS(サース)を使わずに実現
「ビジョンの実現」と「コストの最適化」を両立したサブスクサイト
わたしたちは月額制の動画サブスクリプションサイトの構築も担いました。
一般的に、こうした会員制サイトは高額な外部のSaaS(※)を利用すれば簡単に構築できますが、毎月の固定費が経営を圧迫してしまいます。(※SaaS:Software as a Service。外部のソフトウェアサービス)
そこで、Dao and Crewさんの事業フェーズに合わせて、必要な機能を絞り込み、いくつかの既存サービス(決済、動画配信など)を組み合わせるという手法で構築しました。
高額なパッケージに頼ることなく、コストパフォーマンスと拡張性を両立させた独自のサブスクサイトの構築を実現しています。


長期的な関係が大事なサービスだからこそ
見込み客との「信頼」を育てるメルマガシステムの導入・運用
Dao and Crewさんのサービスは、見込み客にとってはすぐに導入に踏み切れるものではありません。そのため、長期的な信頼関係が不可欠です。
元々、レターという形で定期的にメールは配信されていましたが、システム化されていない状態でした。
そこで、メルマガシステムを導入し、配信の手間はもちろん、マーケティングにも活かせる数値データが見れるようにしました。
最初の移行やテンプレートの制作をサポートしました。

出典元:配配メール公式サイト(https://www.hai2mail.jp)
デジタルとリアルを一致させる
一貫したブランドアイデンティティの構築
わたしたちの支援は、デジタル領域だけではありません。Webサイトやサブスクサイトの制作の中で大切にしたDao and Crewさんの「らしさ」を、現実の顧客接点にも展開するため、ブランドロゴ、会社案内、名刺の制作も担当しました。
ここでは、「野戦病院」ではなく「船」と「海」に関連したイメージで一貫して伝わるようにしています。
この「ブランド体験の統一」が、Dao and Crewさんという無形の価値を扱う事業の信頼感を、より深めるものになるとわたしたちは考えています。デジタルもアナログも、すべてが同じ想いのもとでデザインされています。


