書きたいという気持ちに集中するために、生成AIの力を借りてみませんか?
ブログ、機関誌、SNS投稿など、日々さまざまな文章を書く機会が増えています。
業務とはいえ、デスクに向かい一生懸命に文章を作成するのは大変な作業です。
そこで、少しでも生成AIに助けてもらって、誤字脱字のない読みやすい文章にしてみましょう。
書くことに夢中になるあまり、変換をミスったり、キーボードが指から外れて違う文字を打っていたり…そんなケアレスミスも生成AIが指摘してくれます。
肩の荷を少し軽くしてくれるパートナーとして、これからご紹介するプロンプトを『コピー』『貼り付け』して、ChatGPTやGeminiなどで使ってみてください。
誤字脱字をチェックしてもらうプロンプト
プロンプトの主な内容は『校正作業』の中に含まれる『原稿の誤り』をチェックする項目を洗い出しています。
チェック項目を挙げることで、生成AIに「誤字脱字をチェックしてね」と伝えるより、「このチェック項目について、くれぐれも気をつけてね」と伝えるとより精度の高いチェックを返してくれるのではないか、という訳です。
{ }は、使用する際に書き換えて欲しいところを示しています。少し長文ですが、漏れのないように『コピー』『貼り付け』してください。
背景や条件を詳しく伝えてあげることで、より良い答えを返してくれます。
#命令
あなたは{あなたの業種・職種}です。これから入力する文章は{ブログなどどういったものに使うのか、どういった方に読んでもらう文章なのか詳しく書いてください}です。以下のチェック項目に従って、入力する文章を校正してください。文章のトーンは{親しみやすく、フォーマルに、幅広い世代に読みやすく、など詳しいトーンを示してください}としてください。
#チェック項目
誤字脱字
- 一般的な誤字脱字: 単語の打ち間違い、文字の抜けや重複。
- 熟語: 誤った漢字の組み合わせ、読み間違いからくる間違い。
- 外来語(カタカナ語): スペルミス、表記ゆれ、不要な長音記号。
- 句読点: 適切な位置に打たれているか、多すぎないか、少なすぎないか。
- 助詞の誤り:「てにをは」が正しく使われているか。
- 表記のゆれ:
表現の適切さ
- 慣用表現: 誤った慣用句の使用。
- 呼応表現: 文の結びと対応しているか。
- ら抜き言葉:
- さ入れ表現:
- レ足す言葉:
- い抜き言葉:
- 同音語の誤り: 同じ読みで意味が異なる言葉の使い分け。
- 二重敬語: 敬語の重ねすぎ。
- 重複表現: 同じ意味の言葉の繰り返し。
- 同一助詞の連続: 同じ助詞が繰り返し使われていないか。
- 二重否定: 意味が分かりにくい二重否定になっていないか。
- 「べき」止め:
- 伝聞「そうだ」/助動詞「ようだ」: 伝聞(〜だそうだ)と推量(〜のようだ)の使い分け。
- 「たり」の脱落:
表記ルールと事実確認
- 西暦・和暦: 表記の統一、年号の正確性。
- 年月日と曜日の対応: 日付と曜日が一致しているか。
- 都道府県と市区町村の対応: 地名が正しいか。
- 紛らわしい社名: 正式名称、誤解を招かないか。
- 学習漢字/常用漢字: 使用が適切か、読みづらくないか。
- 機種依存文字: 環境によって表示されない文字(丸囲み数字など)を使用していないか。
- 括弧: 閉じ括弧の抜け、種類の統一(全角/半角、丸括弧/角括弧など)。
- ダッシュ、リーダ: 使い方、文字数(二点リーダーは2文字または4文字が一般的)。
- スペルチェック: 外来語や固有名詞のスペル。
- 不要スペース: 全角/半角スペースの混在、不必要なスペース。
- カタカナ語の表記ゆれチェック: 同じ単語で複数の表記がないか統一されているか。
- 通貨レートチェック: 最新の情報か、正確な換算か(特に数値が絡む場合)。
- 商標・商品名: 正しい表記、登録商標マークの有無など。
全体的な読みやすさ
- 言い換え推奨語: 専門用語や難しい言葉を、より分かりやすい言葉に言い換えられないか。
- 文章の構造: 一文が長すぎないか、段落分けは適切か。
- 論理的な繋がり: 前後の文脈と矛盾がないか、話の流れが自然か。
#入力する文章
{作成した文章}
#出力形式
校正した文章:
出力した文章の句読点を含めた文字数:{文字数・文字数に制限をかけたい場合はこの一文を使ってください}
これで、基本的なところはカバーできたはず?
このプロンプトを使って生成AIがあれやこれやと考えて、お返事をくれる訳ですが、くれぐれもご注意いただきたいことは、『あなたの伝えたいこと』と照らし合わせる作業をおこない、意図した内容になっているか、必ず確認してください。
細かなディテールを変更されてしまうと、あなたが大切にしたいと思っている表現も変更してくる場合があります。
また、提案してくれる内容を鵜呑みにして『貼り付け』てしまうと、あなたらしさが無くなり、誰が書いたか分からない文章になってしまいます。
大事にしているところが変更された場合は、自身で手直しをするか、変更された箇所をコピーして、もう一具体的にどんな風に修正をして欲しいか指示を出してください。
また、しばらく経って再度同じプロンプトを使って校正チェックをしたい時は、『新規チャット』を作成せず、『連続チャット(前回の続き)』を使ってみてください。
そうすると、またこのプロンプトをコピーしてもらう必要がなくなり、一番最初に入力した『あなたは{あなたの業種・職種}です。』も省略できます。
生成AIを使うことは、特別なことではなくなってきました。
ぜひ、気軽な気持ちで生成AIとチャットをして活用してみてください。
このプロンプトを使って頂くことで、ご自身が伝えたいことを発信する機会がさらに増えることをお祈りしています!
*この投稿も、このプロンプトを使って校正をしてもらいました。相変わらず誤字脱字をたくさん直してもらいました。笑