読みやすさ・引き継ぎやすさを守るfunctions.php整理術
WordPressのテーマを開発をしていると、functions.php にガンガン書いていくことになります。
そして、気がつけば、どこになにがあるやら…という肥大化したfunctions.phpが完成します。
これは「読みにくい」「属人化」「引き継ぎにくい」というデメリットばかりです。
出来るだけ早いうちから分割して、管理したほうが、後々の修正や複数人での作業が楽になります。
機能別にPHPファイルに分割する
すでにfunctions.phpが肥大化している場合は、用途別に分けていきます。
同一のテーマフォルダ内にincludeフォルダなどを作成し、そこに分割したPHPファイルを作っていきます。
自分以外の人がファイル名を見て、内容が想像つくものにするのがおすすめです。
/include/
├ global-val.php
├ admin-customiz.php
├ thema-function.php
├ shortcodes.php
├ plugin-hook.php
├ from-validation.php
functions.php側の処理
require_onceやlocate_templateを使用し、さきほど分割したPHPファイルを読み込みます。
事前に読み込んでいく必要があるものなど、PHPファイルを読み込む順番は間違わないようにしましょう。
require_once get_template_directory() . '/include/global-val.php';<br>require_once get_template_directory() . '/include/admin-customiz.php';
関数の命名規則
それぞれに書く関数(functionなんたら)の名前の付け方も重要です。
どこかのブログをそのままコピーしてきたよね?というものやAIで生成したよね?というのが、わかるものが混じってたりします。
汎用的なものであれば問題ありませんが、どうしてこの名前?というものも多いです。
先人が公開している叡智を使ったり、AIでコードを書くのは、効率的なのでいいですが、しっかりと内容を理解したうえで使うようにしましょう。
まとめ
functions.phpは、すべてを詰め込まず、早めに分割しておくことで、後々の作業が圧倒的に楽になります。
分割の基準は他の人がわかれば、細かくこだわる必要はありません。
最後まで面倒を見るのは自分ではないかもしれない…ということを意識しながら作ることで、よりよいものがつくれます。