読みやすさ・引き継ぎやすさを守るfunctions.php整理術

2025.06.02

WordPressのテーマを開発をしていると、functions.php にガンガン書いていくことになります。
そして、気がつけば、どこになにがあるやら…という肥大化したfunctions.phpが完成します。

これは「読みにくい」「属人化」「引き継ぎにくい」というデメリットばかりです。
出来るだけ早いうちから分割して、管理したほうが、後々の修正や複数人での作業が楽になります。

機能別にPHPファイルに分割する

すでにfunctions.phpが肥大化している場合は、用途別に分けていきます。
同一のテーマフォルダ内にincludeフォルダなどを作成し、そこに分割したPHPファイルを作っていきます。
自分以外の人がファイル名を見て、内容が想像つくものにするのがおすすめです。

/include/
 ├ global-val.php
 ├ admin-customiz.php
 ├ thema-function.php
 ├ shortcodes.php
 ├ plugin-hook.php
 ├ from-validation.php

functions.php側の処理

require_onceやlocate_templateを使用し、さきほど分割したPHPファイルを読み込みます。
事前に読み込んでいく必要があるものなど、PHPファイルを読み込む順番は間違わないようにしましょう。

require_once get_template_directory() . '/include/global-val.php';<br>require_once get_template_directory() . '/include/admin-customiz.php';

関数の命名規則

それぞれに書く関数(functionなんたら)の名前の付け方も重要です。
どこかのブログをそのままコピーしてきたよね?というものやAIで生成したよね?というのが、わかるものが混じってたりします。
汎用的なものであれば問題ありませんが、どうしてこの名前?というものも多いです。
先人が公開している叡智を使ったり、AIでコードを書くのは、効率的なのでいいですが、しっかりと内容を理解したうえで使うようにしましょう。

まとめ

functions.phpは、すべてを詰め込まず、早めに分割しておくことで、後々の作業が圧倒的に楽になります。
分割の基準は他の人がわかれば、細かくこだわる必要はありません。
最後まで面倒を見るのは自分ではないかもしれない…ということを意識しながら作ることで、よりよいものがつくれます。